我が家には144/130/1200MHzの3バンドGPがある。
それぞれのRIGに分配するためにトリプレクサーを使用している。
ある時、トリプレクサーとアンテナの間に入れたPowerメータが振れていないことに気付く。
直接、RIGに接続すれば振れるのに何故、トリプレクサーを通すと振れない?
今までは問題なかったし配線も変えてないし。
同じ物がもう一つあるから取り替えてみたら問題なくPowerメータが振れる。
どのバンドでも問題ない。
と、言うことでトリプレクサーの故障と判断。
トリプレクサでもデュープレクサでもコイルとコンデンサだけで出来ているのに壊れるのか?
とりあえず開けて内部確認です。
開けてみても目に見える不具合箇所はない。
内部を確認した結果で回路図を書くとこんな感じで、LPFとHPFの組み合わせ。
コイルには触れていないのでインダクタンスがズレたとは考えにくい。
と、すればコンデンサの不具合が原因ではないだろうか?
とりあえず、良品との特性を比べてみる。
各バンドでどのくらいのロスが出るか…規格では-2dBの減衰とか。
■144MHz帯
■430MHz帯
■1.2GHz帯
良品と比べて10~20dBmの損失あり。
それぞれのバントを監視しながら故障箇所を特定していく。
つづく