3.5 / 7MHz 2バンドDP

 

7MHzのDPなら張れる。

3.5MHzは無理。全長40mもあるのだから。

短縮しても30mぐらいがいいところ。

7MHzも短縮すれば、いくらでも短くできるが…..

やっぱり7MHzはフルサイズで、3.5MHzは短縮して7MHz + 片側3m程度のエレメントにしたい。

そこでトラップコイルを作ることとした。

簡単なのは同軸ケーブルの線間容量をコンデンサとし、コイルとの並列共振回路を形成させるもの。

ネットを探せば内径◯◯mmに3D-2Vを◯回巻くとか計算できるサイトもあるがネットワークアナライザがあれば詳細に調整できる。

同軸ケーブルを使ったトラップコイルではコイルの巻数は芯線の巻き数+外被の巻き数となるので実際の巻き数の倍となる。静電容量は同軸ケーブルの長さによって決まる。

同軸ケーブルの固有静電容量はカタログに載っている。

7MHzに共振するものを作ってみたら意外とコイルの巻き数が少なく3.5MHzを短縮できなかった。

それはそれで、3.5MHzのバンド幅を広くとれるが敷地が…..

同軸ケーブルを使ったトラップは諦めてIV線を巻いたコイルで作ってみた。

これに合わせてコンデンサを調整して7MHzに共振させる。

これで3.5MHzのエレメント長がどのくらいになるかなどは計算している訳ではなく、同軸ケーブルよりは巻き数が多いから短縮できるだろうという安易な考えで、試してみてから巻き数は再考する。

コンデンサも同軸ケーブルで作るが端の処理が甘いと放電して絶縁破壊を起こす。

テスト中何度も急激にSWRが悪化して確認するとコンデンサにした同軸ケーブルが焼けていた。

 

容量を変えて共振点を調整中。

 

いい具合に調整できました。

 

コイルとコンデンサを並列に接続した並列共振回路では、共振する7MHzではインピーダンスが高くなり、その先にある3.5MHz分のエレメントは切り離されたのと同じで単に7MHzのDPとなる。

7MHz以外の周波数では共振しないため、短縮コイルとして動作することから、コイルの先にあるエレメントで3.5MHzのアンテナとなる。

 

 

3.5MHzと7MHzに共振するアンテナ完成!

 

3.52~3.58MHzまでSWR 1.5以下だがSWR計ではバンドエッジで1.5を超えるので中心で使うか、アンテナチューナーを使う。3.8MHz帯では使えず。

7.0~7.2MHzまで良好!

 

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